ネットドア株式会社
毎回違ったテーマで会員企業様へインタビュー。
インタビューを引き受けてくださいましたのは、
ネットドア株式会社 代表取締役CEO 濱田 芳彰様です。
今回のテーマはコロナ対応製品についてです。
ネットドア株式会社様へのインタビュー
代表取締役CEO 濱田 芳彰様
ネットドア様の業務内容などについて教えていただけますか?
私どもはデジタルサイネージ等のハードだけではなく、中身のアプリケーションからシステム開発、デザインも含めたコンテンツ制作までワンストップで提供しています
コロナに関わる製品としては、消毒液オートディスペンサーと体温自動検知機能付きのデジタルサイネージ(自社ブランドD-SignシリーズのClean)や、セルフオーダーシステムI-ORDER【アイオーダー】ですね。
これらの製品はもちろん、その他の製品もすべて社内のスタッフで制作しております。
弊社のCTOは元々GoogleのシリコンバレーでAI開発を従事していましたし、北海道大学大学院情報科学研究科の山本教授に技術顧問として参画いただいています。
またデザインチームもスキルのある方々を揃えていますので、ハードのプロ、システム開発のプロ、コンテンツ制作のプロ、運用のプロ、営業のプロでできているのが当社です。
ありがとうございます。各製品の紹介をお願いいたします。
D-SignシリーズのCleanについてですが、まず、消毒と検温が同時にできます。自動噴射位置に手をかざすと消毒液が自動噴射され、その後、赤外線IRセンサーで表体温を自動測定し、モニターに体温を表示します。また、コロナ禍後もお使いいただけるように、モニター部分がタッチパネルになっており、インフォメーションを流したり、広告を流したり、カメラを付けて顔認証と勤怠管理も含めたりと様々な用途でお使いいただけます。
設定は色々と変更ができまして、37.5℃以上の体温を測定した場合に担当者へLINEで通知、またはメール送信も可能です。
次にセルフオーダーシステムI-ORDER【アイオーダー】ですが、これは簡単にお話しますと、QRコードを読み取るタイプのアプリが不要なオーダーシステムです。
例えば、居酒屋さんでテーブルごとにQRコードを置いておくことで、お客様がQRコードをご自身のスマホで読み取り、簡単にオーダーと決済ができます。
決済は通常通りキャッシャーでの決済のほか、ソフトバンクペイメントと連動したり、POSと連動したりも可能ですので、プリンターを厨房に置いておくと、どのテーブルに何のオーダーが入ったかが分かります。
お客様にとっては店員を呼ばずにオーダーができますし、店側にとっては人件費削減になります。
タッチパネルタイプのオーダーシステムはよくありますが、コロナ禍では他人が触ったものを避ける傾向がありますので、ご自身のスマホでオーダーや決済ができるのは強みだと考えています。
アイオーダーについてですが、こちらは主に飲食店への導入でしょうか?
飲食店様はもちろんですが、例えばパチンコ店への導入の引き合いもありますね。席にいながらコーヒー等の注文ができますので、スタッフとの接触を減らすことができます。また、多言語対応も今後進めていきますので、インバウンド回復後もご利用いただけるよう進めています。
両製品への反応はいかがですか?
どちらの製品もかなりの数の引き合いを頂いております。
D-SignシリーズのCleanですと、道庁の食堂や札幌市役所でもご利用いただいておりますし、その他の様々な自治体様でも導入が決まっています。
また、東京の企業様からのお問い合わせがかなり多く、弊社のショールーム(地下鉄南北線北12条駅徒歩1分)に毎日のようにお客様がいらっしゃっております。
なるほど。引き合いが多いとのことですが、製品の生産の方はいかがでしょうか?
弊社の工場が神奈川県相模原にございまして、そちらでは月に1000台~2000台まで対応できるように準備を整えましたので今後も問題なく提供可能と考えています。
ネットドア様では採用の募集はされていらっしゃいますか?
しております。今は営業職、エンジニア・デザイナーを募集しています。営業は、日々お問い合わせが増えておりますので、その対応ですね。エンジニア・デザイナーは、スキルは当然必要ですが、特に熱意のある方を求めています。
ありがとうございました。
ネットドア株式会社様をご紹介させていただきました。コロナ禍を技術力や発信力でチャンスに変え、大きな売上を達成されていらっしゃいました。非常に参考になる事例をありがとうございました。