株式会社メトリック
毎回違ったテーマで会員企業様へインタビュー。
インタビューを引き受けてくださいましたのは、
株式会社メトリック様です。
今回のテーマは「働き方改革と独自のコロナ対策」です。
株式会社メトリック様へのインタビュー
株式会社メトリック様
働き方改革の取り組みについてお聞かせいただけますでしょうか。
働き方改革について私たちの考えの中心には、社員が求める事はできる限り取り入れていこうという気持ちがあるんですね。
社員全員に個別に話を聞く機会としてOne on Oneがあり、例えばそのときに出てきた要望で、有給休暇を時間単位で使いたいという意見がありました。
会社としてすぐに実施しようということになりまして、年間5日分について、1時間単位で自由に取得可能としました。
出勤時間についても社員が選択できる形としました。
これはコアタイムの設定がない形で出勤時間を自由にしたということです。
もちろん出勤管理については、上長に全てを任せています。
会社としては社員を信頼しているし、社員もそれに応えてくれています。
モチベーション的にもプラスになっていますので、社員に喜んでもらい、良い形で実施できていると思います。
当社では、コロナ前からの働き方改革の取り組みの一つとして、社内システムを刷新し、セリングから契約、請求の業務改革、在宅環境、モバイル環境整備を行いました。
新システムに社内コミュニケーションツールとしての機能も持たせましたし、BIツールのようなグラフィカルな表示も取り入れて、テレワーク業務の効率に繋がっています。
コロナ禍となってからは、基本はテレワークとして、出勤が必要な業務もありますので、東京は必要最小限のみの出社(一名)とし、札幌も基本的にテレワークで業務を行っているのが現状です。
ありがとうございます。テレワークのお話が出ましたが、その他にコロナ対策として会社で取り組んでいることはありますか?
そうですね、当然ながら社員がコロナに感染する可能性がないとはいえません。
そのために新型コロナウイルスのPCR検査の実施、抗原検査キットを会社で用意し、都度検査をしています。
さらには、長期出張の社員に対し周りへの安全性から、会社でホテルを用意し、社員に滞在してもらうということも行っています。
それはどういった利用の仕方でしょうか?
はい、ホテル確保の件については、ある社員から家に帰りたいが不安だという相談がありました。
すぐにピンときたのですが、それぞれの家庭事情、それに家族構成、家族の職種にも影響されますよね。感染するのは絶対に嫌だという事情があるわけですよ。
そこで会社が、ホテルを用意し一定期間滞在してもらうことで社員も、その家族も守れると思い、すぐに制度化しました。
希望者には、出張から戻ったら2日間、ホテルに滞在してもらっています。PCR検査にしろ、抗原検査キットにしろ、安心の目安を提供できると考え、このような制度としています。
あとは、コロナ禍のストレス発散の為に、去年の4月にコロナ手当を支給しました。これが社員に大好評だった訳ですが、2回目は・・・?と直接言われたわけではないのですが、空気感といいますか、社員はきっと思っているはずだ、期待しているはずだという会社として考えるところもあり、2,3回とコロナ手当を支給しています(笑)
なるほど、社員の気持ちを先回りして汲み取り、実行していらっしゃるんですね。
コロナ対策では、どこまでやるべきか考える際に、やはり社員が気持ちよく働いてくれるにはどうしたらよいかを第一に考えています。
ありがとうございます。人材のお話に変わりますが、60歳以上の採用に力を入れていらっしゃいますよね。
そうですね、60歳以上の営業もSEも採用しています。
60歳といっても、まだまだ現役ですから、指導力もありますし、蓄積されていらっしゃる知識も豊富ですよね。
我々が今までタッチできなかったお客様との繋がりもありますので、そういう意味では東京の優秀な60歳以上は取り合いになっているんですよ。
会社の方針として、優れた60歳以上の方々に即戦力としてのびのび働いてもらうことを目的として、現在採用に力を入れています。
ありがとうございました。
株式会社メトリック様をご紹介させていただきました。どうすれば社員が喜ぶか、会社で働くことが幸せか、という考え方、姿勢を強く感じました。