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平成30年度協会テーマ『ITで未来を変える』
北海道経済は、観光消費の好調さに加えて、個人消費、設備投資など民需の下支えにより「景気回復」傾向と表現されている一方で、少子化による若年労働者の減少、人口の他地域への流出などにより、人材不足などについては厳しい状況が続いております。
この様な状況下で、IoT、AIの関連の記事が毎日の様にネット及び新聞紙上を賑わせており、IT業界は、まだ研究開発段階の事例が多い様にも感じますが「第4次産業革命」の中にいよいよ突入し始めている感があり、今後、益々多様化し裾野が広がってゆく産業界及び社会へ、北海道のIT産業を牽引する業界団体としてより積極的な活動をしてまいります。
当協会では、生産、販売、消費といった経済活動に加え、健康、医療、公共サービス等の幅広い分野や、人々の働き方、ライフスタイルにも影響を与えると考えられる第4次産業革命の進展を踏まえ、今年度は『ITで未来を変える』をテーマに各種事業を実施してまいります。
また、毎年当協会が取りまとめている北海道IT産業実態調査「北海道ITレポート2017」において明らかになった、「人材確保・育成」、「営業力の強化」というIT業界が抱える経営課題を解決するための事業を、従来に増して積極的に取り組んでいくつもりです。
当協会は、北海道ソフトウェア協会、日本システムハウス協会北海道支部、北海道コンピュータディーラー協会、北海道マルチメディア協会が統合し現在の形となってから本年15周年を迎え、ホームページのリニューアル、協会ロゴマークデザインの変更など、皆様に見える形で更に前進し、会員であるメリットを実感できるよう各種事業を委員会が中心となり、15周年記念事業も加え実施していくこととしております。
当協会は、道民生活の利便の向上、企業活動の効率化、新たなビジネスの創生などIT業界に期待される役割を十分認識し、他の業界団体とも連携を図りつつ、より一層地域に貢献できるよう努力してまいります。
今年度の事業実施にあたり会員企業はもとより、道内外IT企業をはじめ関係行政機関や各大学、経済団体の皆様、金融機関の皆様のご支援・ご協力を宜しくお願い申し上げます。
平成30年5月
一般社団法人 北海道IT推進協会
会 長 森 正 人