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お知らせ
2019.01.16

平成31年 年頭挨拶

 新年あけましておめでとうございます。
 皆様には、日頃より当協会の事業運営に格別のご理解とご支援を賜り、心から感謝を申し上げます。本年もなお一層のご協力の程、よろしくお願い申し上げます。
 昨年は、北海道胆振東部地震が発生し、今までに体験したことのない大きな揺れにより多くの命が失われ、また、ブラックアウトもあり、道民生活と経済社会活動に大きな影響を及ぼしました。改めてお見舞い申し上げます。
 IT業界は、数年前には東京オリンピック後仕事(ポスト2020年問題)の対応を心配する声も多かったと思いますが、現在は、数年前の感覚とは異なり、慢性的な技術者の不足、IT業界の裾野の広がりなどの背景を受けて対応の意味合いが異なって来ていると感じています。
 毎年、当協会が取りまとめている北海道IT産業実態調査「北海道ITレポート2018」によりますと、平成29年度売上高は、4,391億円(推計)と昨年度に比べ2.0%増加し、平成30年度も4,498億円と増加が見込まれ順調に推移しています。また、従業員数は、平成29年度21,156人(推計)と昨年度に比べ1.7%増加しております。
 そのような中、道内IT業界が抱える経営課題は、「人材確保・育成」が65%と最も多く、近年、「営業力の強化」を上回り最大の経営課題となっております。経営者の主眼が、「営業力の強化」より、「人材確保・育成」に移っていかざるを得ない状況を改めて感じているところです。
 IT業界を、若い人たちから選ばれる魅力ある職場とするため、各企業が働き方改革に積極的に取り組むとともに、当協会でも、IT業界が魅力ある職場であることの発信や各企業の人材確保・育成の支援等、今までの発想、考え方にとらわれず、積極的に取り組んでいくこととしております。また、関係機関とも連携し、AIやIoT等の新たなITの利活用による「道内企業の生産性向上」にも全力で取り組んでいくこととしております。
 益々多様化し裾野が広がってゆくIT業界において、より一層の会員拡大を図り、北海道のIT産業を牽引する業界団体として、活発な活動と業界の発展に寄与することを目指して参ります。
 事業実施にあたり会員企業はもとより、道内IT企業をはじめ関係行政機関や各大学、経済団体の皆様、金融機関の皆様のご支援・ご協力を宜しくお願い申し上げます。
 皆様の益々のご活躍をお祈り申し上げますとともに、ご健勝とご発展をあわせてお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。
  
一般社団法人 北海道IT推進協会  
   会 長    森   正 人

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